ウナギの生態 遊んで学ぼう 日本自然保護協会など「すごろく」作成

2020年7月21日 07時04分

ウナギいきのこりすごろく

 公益財団法人「日本自然保護協会」(亀山章理事長)と中央大の海部健三准教授らは、土用の丑(うし)の日(21日と8月2日)を前に、生息数が減っているニホンウナギの生態を理解してもらおうと、「ウナギいきのこりすごろく」を作成した。対象は小学4年生以上で、大人も楽しみながら学べる内容になっている。小学校や博物館、非営利団体などに無料で貸し出す。 (小坂井文彦)
 ニホンウナギは国際自然保護連合(IUCN)から絶滅危惧種と評価されている。すごろくを通じて、南の海で誕生し、日本の川で暮らし、産卵のために南の海へ戻るニホンウナギについて学び、保全と持続的利用を考えてもらう。
 プレーヤーは「ウナギ二十五匹」でスタートし、ゴールの西マリアナ海溝を目指して進む。途中、「スズキに食べられた(マイナス二匹)」「シラスウナギ漁につかまった(マイナス一匹)」「カードを引く」などのマスがあり、ウナギは減っていく。最終的にゴールしたウナギの数を競うが、同協会の担当者は「勝敗よりも、ウナギの誕生から成長までに何が起きているかを学ぶことを重視してほしい」と話す。
 すごろくボードの大きさは縦約八十四センチ、横約百十九センチ。サイコロなどを含めたセットの貸し出し申請は、同協会サイトの「ウナギいきのこりすごろく」=https://www.nacsj.or.jp/unagi_game/=の「使用のお申し込み」から行う。授業やワークショップなどで、すごろくを使う予定の約三十日前には申請してほしいという。
 サイトから、ボード(A3サイズ)や解説カードなどのデータを無料でダウンロードすることもできる。同協会の担当者は「自宅で印刷して、家族で遊んで学んでいただければ」と話している。

「カードを引く」マスに止まると、サイコロを振るなどの指示がある

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