香港立法会選に民主派が次々届け出 黄之鋒氏ら出馬取消の恐れも

2020年7月22日 06時00分
 【上海=白山泉】9月6日に投票が行われる香港立法会(議会)選挙で、黄之鋒こうしほう氏ら民主派の若手活動家らが立候補を届け出た。黄氏らは香港基本法(憲法)の支持を誓う「確認文書」への署名を拒否しており、出馬資格を取り消される可能性がある。

20日、香港・九竜地区で、立法会選挙への立候補届け出書類を記者会見中に掲げる民主派の黄之鋒氏=共同

 20日に立候補を届け出た黄氏は、確認文書は「民主派陣営を分断させるための手段にすぎない」と主張した。黄氏は昨年11月の区議会議員選挙で署名を拒否し、出馬資格を取り消された。今回の立法会選では、政府との対立も辞さない「抗争派」の若手候補らも署名を拒否している。
 確認文書は「香港は中国の不可分の一部分」と定めた基本法を守り、香港政府に忠誠を誓うことを確認するもので、2016年選挙から導入された。先月末に施行された香港国家安全維持法(国安法)には、選挙立候補者に文書への署名を義務付ける内容が含まれている。
 一方、今月に入ってから新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受けて、香港選出の全国人民代表大会(全人代)常務委員の譚耀宗たんようそう氏は「選挙の時に多くの人が集まり、感染が爆発する心配がある」として選挙の延期を検討するよう政府に求めた。これに対して民主派で立法会議員の陳淑荘ちんしゅくそう氏は「政治的な理由による延期ならば、公正な選挙を破壊する行為だ」と批判した。

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