<新型コロナ>バスガイドら献血 医療応援 北区の会社、従業員70人協力

2020年7月22日 07時08分

献血する東京ヤサカ観光バスの従業員(左)=北区で

 北区のバス会社「東京ヤサカ観光バス」(豊島4)で20日、バスガイドや運転手ら従業員が献血した。新型コロナの影響で観光バスの利用者は激減、献血をする人も減少している。バスガイドが「バスは動かないが、社会貢献がしたい」と呼びかけ、約70人が協力した。  (砂上麻子)
 同社は観光バス百五十七台を有し、修学旅行など主に学校関係の団体旅行を取り扱っている。今年三月末以降、コロナの感染拡大で多くの修学旅行が中止になり、需要は前年比八割減まで落ち込んだ。バスガイドや運転手も自宅待機を余儀なくされている。
 バスガイドの田中瑞美(みずみ)さん(23)、石原佳奈さん(24)は「医療従事者の方が頑張っているのに、自分たちは家にいるだけで何もできないのは悔しい」と感じていた。できることを考えていた時、献血する人が減っていると知り、会社に献血活動を提案した。
 日赤によると、全国では一日約三千人の患者が輸血を必要としている。在宅勤務や学校の休校、イベントの中止が相次いで献血の場が減ってしまい、血液の確保が難しくなっている。
 この日は、都赤十字血液センターの献血バスが来社。バスガイドらが次々に車内に献血に訪れた。「緊張したが、あっという間に終わった」と、初めて献血した石原さん。「患者さんの力になれればうれしい。バスガイドの仕事が再開すれば、献血が気になっている乗客に献血の大切さを伝えて、背中を押してあげたい」と話した。

関連キーワード

PR情報

東京の最新ニュース

記事一覧