「ワクチン早く」「忘れないで」…本紙アンケートに寄せられた五輪・パラ実施競技団体の切実な声

2020年7月23日 11時41分

 アンケート 6月29日~7月10日、五輪・パラリンピックで行われる競技を扱う58団体を対象に書面形式で実施し、57団体から回答を得た。両大会の競技を統括する3団体に関しては、パラ関連で集計した。

 アンケートでは、東京五輪・パラリンピックに関し、その他の課題や問題点、ファンやメディアなどへ伝えたいことを自由記述欄で聞いた。本紙に寄せられた主なメッセージは次の通り。

◆「パリでの再採用を目指す」

・万が一、東京2020オリ・パラ大会が中止になることがあれば、東京大会の追加競技である「空手」のパリ大会での再採用を目指しロビー活動をしていきたい。 (全日本空手道連盟)
・新型コロナウイルスが収束し、安全に開催できるかどうかが判断基準だと認識している。目標に向かって努力し経験を積んできた選手が、自国でその姿を披露できる一生に一度のチャンスをこのようなことで失ってしまうことになったら言葉もない。また、これに回答することで状況が不正確に(大げさに)伝わってしまうのではないかと懸念している。 (日本馬術連盟)

◆「超マイナー競技にはきわめて重要」

・われわれのような超マイナー競技にとって、世間に競技そのものの認知を促したり、ファン獲得に向けてのマーケティングを実施する上で、自国開催のオリンピックは最初で最後のきわめて重要な事項である。 (日本ホッケー協会)
・五輪ムーブメントが低調になっている。東京都知事選を見ても、それが全てではないと思うが、国民の気持ちがコロナで五輪をやっている場合じゃないと誘導されるのが怖い。 (日本カヌー連盟)
・ワクチンが開発されない限り、開催は非現実的。 (全日本アーチェリー連盟)
・早く新型コロナウイルスのワクチンを開発してください! (日本重量挙げ協会)
・2020東京五輪・パラリンピック大会を国民運動として支えるような体制をつくってほしい。 (日本トライアスロン連合)
・東京パラ、五輪に出場できなかった場合、その選手は敗者でしょうか? 東京パラという舞台を目指そうと努力したことをまず、評価していただきたい。例え中止になったとしても、そこへ努力している選手が挑戦者、勝者であることを最重要視していただきたい。決して、東京パラが彼らの人生のゴールではない。 (日本知的障がい者陸上競技連盟)
・いま選手たちは中止という言葉に敏感になっている。懸念や臆測のみで中止の可能性を引き上げるような報道はぜひやめていただきたい。 (日本知的障がい者卓球連盟)
中止となっても忘れないでほしいです。 (日本パラバレーボール協会)

◆「足の引っ張り合いより開催の模索を」

・IOC(国際オリンピック委員会)、組織委員会、政府、東京都、JOC(日本オリンピック委員会)などはそれぞれの思惑で足の引っ張り合いなどマイナスなことは避け、どうすれば開催が可能かを模索してほしい。 (日本肢体不自由者卓球協会)
・コロナ禍で東京パラリンピックが開催するのか中止になるのか全く分からない状況なので、早く結論が出てほしい。切り替えは競技者に必要な要素と考える。 (日本身体障害者アーチェリー連盟)

◆「純粋にスポーツ楽しみ支援する国に」

・日本で開催されるオリパラがゴールではなく、純粋にスポーツを楽しむ、スポーツを応援、支援するような国に日本がなってほしい。 (日本パラサイクリング連盟)
・リオデジャネイロ・パラリンピック後、多くの皆さんの力で競技を普及していただいた。選手と皆さんでともした火を消すことのないように、RE START したい。 (日本ボッチャ協会)
・12月19日・20日には、日本選手権を滋賀県で開催する予定なので、ぜひ、一度ご覧いただければ。体験会も予定している。 (日本障がい者バドミントン連盟)

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