「やまゆり園」事件、26日で4年 障害者自身が命の価値語る 車椅子の歌手・小沢綾子さん

2020年7月24日 07時23分

小沢綾子さん

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら四十五人が殺傷された事件から、ちょうど四年となる二十六日、「筋ジストロフィーと闘い歌う」と掲げる車椅子の歌手で、外資系IT企業の社員でもある小沢綾子さん(37)=墨田区=が、自身のユーチューブのチャンネルで、命について障害者の立場から考える番組を配信する。 
 事件は二〇一六年七月二十六日未明、元職員が十九人の入所者を殺害、職員も含む二十六人に重軽傷を負わせた。元職員は一審で死刑判決を受け、控訴を取り下げ刑が確定した。
 番組名は「やまゆり園の事件を知っていますか?」。動けない、障害がある、高齢−など、何らかの条件付きで、命を軽視され、殺されてもいいのか、人間の価値とは何なのかを突き詰めていく。
 当日は、編集した動画を流す。小沢さんのほか、車椅子のシンガー・ソングライターの朝霧裕(ゆう)さん、脊髄性筋萎縮症を患いながら会社を経営する佐藤仙務(ひさむ)さん、筋ジストロフィーで秋田県の病院に入院中の加藤与一さん、脳性まひの大野和代さん、重度障害児、知的障害児の母親らがメッセージを寄せる予定だ。
 事件について、小沢さんは「(七月二十六日は)一年に一回やってくる『自分って生きてていいのかな』と考えて気分が重くなる日。まだまだ解決されていない問題がある。一生心に残り続ける」と語る。番組では「難病の当事者としてどう思うか伝えたい」としている。
 番組は午後二時から配信予定。基本は無料で、「投げ銭」システムで寄付も受け付けている。(井上幸一)

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