<東京探訪>原宿 雰囲気一変、流行の発信地

2020年7月26日 07時16分

ガラスと木材の組み合わせが印象的な複合施設「ウィズ原宿」=いずれも渋谷区で

 多くの若者が集まり、流行の発信地として知られる原宿。玄関口となるJR原宿駅の新駅舎が三月に完成、雰囲気が一変した。駅前には大型の複合施設もオープンし、新たなにぎわいが生まれている。
 新駅舎は二階建てで、ガラス張りのコンコースからは原宿の街並みや明治神宮の緑が見える。貴重な大正期の木造建築として親しまれてきた旧駅舎とは異なる、現代的な装いに生まれ変わった。
 国立代々木競技場にほど近く、東京五輪・パラリンピック開催時の混雑緩和のために改札を増設した。トイレも約二倍の広さになったという。

JR原宿駅の新駅舎。ガラス張りの現代的な装いだ

 隣接する旧駅舎はシャッターが下ろされ、辺りは人影もまばら。五輪後の解体が決まっており、名残惜しそうに写真を撮る人の姿もあった。
 旧駅舎前の横断歩道を渡ると、周囲を歩く人の流れが二手に分かれた。一方はそのまま竹下通りに向かい、もう一方はガラスと木材の組み合わせが印象的なビルに吸い込まれていく。六月に開業した複合施設「ウィズ原宿」だ。商業エリアには人気家具店「イケア」の新店舗など、話題のショップや飲食店が集まる。
 中でも注目は「ユニクロ原宿店」。電光掲示板で彩られたスタイリッシュな店内に、オリジナルTシャツ「UT」が並ぶ。スマートフォンのアプリと連携したコーナーもあり、壁一面に表示された画像の中から気になる着こなしをタップすると、それに似た商品がどこで手に入るかが分かる。

シャッターが下ろされたJR原宿駅の旧駅舎

 買い物を終え、一九六四年の東京五輪に合わせて架けられた「五輪橋」を渡った。「世界は一つ」とのメッセージを込めて設置された地球儀を眺め、再び世界中から訪れた人々がこの橋を渡る日が来ることを願った。
 【メモ】原宿は旧地名(現在は神宮前)で、一帯が「千駄ケ原」と呼ばれ、江戸時代に鎌倉街道の宿駅があったことにちなむ。

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