<つなぐ 戦後75年>戦争の悲惨さ 後世に 平和月間に啓発リーフレット 

2020年7月27日 07時30分

平和を考える「平和啓発リーフレット」

 一九四五年七月、米軍のB29爆撃機が宇都宮を襲った「宇都宮空襲」にちなみ、ボランティア団体などでつくる市平和のつどい実行委員会などは、戦争の悲惨さや平和について考える「平和啓発リーフレット」を作った。毎年、七月に開いている「市平和のつどい」が新型コロナウイルス感染症の影響で中止になったことを受け、平和の大切さを後世に引き継ごうと企画した。(原田拓哉)
 市は宇都宮空襲があった七月十二日を「平和の日」、この日から終戦の日の八月十五日までを「宇都宮平和月間」と定め、平和事業に取り組んでいる。リーフレットは、実行委や市、市国際交流協会が作製した。
 死者六百二十人以上、負傷者千百二十八人以上となった宇都宮空襲による中心部の被害状況の図や、現在のオリオン通りや東武宇都宮駅周辺の、焦土と化した当時の写真を掲載している。
 また、二荒山神社の戦後、一九六〇年、二〇二〇年の風景など、発展する宇都宮の姿を紹介している。
 A3判両面カラーで二万部発行し、市内の小中学校や図書館などに配布。市男女共同参画課の大橋憂子課長は「戦後七十五年を迎え、戦争体験者が少なくなっているが、多くの苦難を乗り越え、今があることを若い世代につないでいきたい」と話している。 

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