中国・成都の米総領事館閉鎖 米中対立は制裁の応酬に

2020年7月27日 13時50分

27日、中国・成都の米国総領事館で荷物を積み込むトラック=AP・共同


 【北京=中沢穣】中国政府が閉鎖を要求した四川省成都市の米国総領事館は27日午前、閉鎖が確認され、中国当局によって接収された。中国外務省が発表した。米政府が南部テキサス州の在ヒューストン中国総領事館の閉鎖を要求したことに対する報復措置。制裁の応酬で米中対立は歯止めを失いつつある。
 閉鎖期限とされた同日午前10時(日本時間同11時)までに在成都米国総領事館の敷地内に掲げられていた星条旗が降ろされ、同総領事館の職員らが退去した。その後、中国側当局者が同総領事館の敷地内に入った。同総領事館はネット上に「さようなら成都」とのメッセージを配信した。
 中国メディアは同総領事館の閉鎖に向けた動きを実況中継するなど大々的に報道。26日には周辺に多くの見物人が集まり、多数の警察官が配置された。爆竹を放って警官に拘束された男もいた。また引っ越し業者のトラックや大型バスなどが頻繁に出入りした。
 在ヒューストン中国総領事館は、24日(日本時間25日)に閉鎖された。中国政府は「同等の措置」として在成都米国総領事館に閉鎖を要求していた。

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