認知症カフェ運営に最優秀賞 NPO法人「風の詩」受賞 厚労省委託の支援団体から

2020年7月28日 07時18分

岡部正英市長(左)に最優秀賞受賞の報告をした永島徹理事長(中)と認知症カフェのボランティア前橋美那子さん=佐野市役所で

 佐野市田沼町で認知症カフェ「まちなかサロン楽風(らふ)カフェ」を運営するNPO法人「風の詩(うた)」の活動が、厚生労働省の委託を受けた認知症サポーター支援団体から最優秀賞を贈られた。同法人の永島徹(とおる)理事長(50)は「認知症の方を孤立させず、安心して暮らしていける環境づくりに仲間と日々取り組んできた努力が認められた」と喜びを語った。 (梅村武史)
 表彰したのは「全国キャラバン・メイト連絡協議会」(東京都新宿区)。今回の二〇一九年度表彰には全国から三十七件の応募があり、風の詩はチームオレンジ取り組み事例部門で最高賞に輝いた。
 風の詩は〇三年二月、同市に設立し、認知症の通所ホームなどを運営。一六年度から市の認知症ケア向上事業を受託し、介護予防拠点施設「いきいき元気館たぬま」を会場に認知症カフェを週一回開いている。
 利用者は認知症の人やその家族、地域住民ら年間延べ三千人に上る。
 カフェ運営には、地域住民や福祉の専門職、認知症地域支援推進員など約三十人が参加し、認知症の人やその家族もコーヒーカップの回収などを手伝う。
 同協議会は、無理なく持続的に運営できる活動システムを構築しており、先駆的かつ手本となる取り組みと高く評価した。
 永島理事長ら風の詩メンバーは先月二十九日、佐野市役所を訪れ、受賞を報告した。
 岡部正英市長は「行政ができないことをやっていただいている。市の誇りです」と感謝した。
 新型コロナウイルス感染症の影響で、カフェは二月下旬から休止していたが、七月十日から再開。永島理事長は「認知症の方々とともに、ゆっくり流れる有意義な時間を過ごしてみませんか」と一般の来店を呼びかけている。
 同カフェは毎週金曜午前十時から午後三時。問い合わせは風の詩=電0283(62)7082=へ。

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