東京・神津島村、国内初の「星空保護区」正式認定へ 世界遺産の星空版

2020年7月28日 12時11分
神津島・ありま展望台からの星空(古谷亘氏撮影)

神津島・ありま展望台からの星空(古谷亘氏撮影)

  • 神津島・ありま展望台からの星空(古谷亘氏撮影)
  • 神津島・赤崎遊歩道の星空(藤井智久氏撮影)
  • 神津島・天上山の星空(藤井智久氏撮影)
 伊豆諸島の東京都神津島村が、美しい夜空の国際認証「星空保護区」に認定される見通しとなった。同保護区は、民間非営利団体(NPO)国際ダークスカイ協会(IDA、本部・米アリゾナ州)の制度で、村は8月24日に申請予定。村によるとすでに認定の要件を満たしており、2~3カ月の審査を経て決定される見込み。国内での正式認定は例がないという。
 星空保護区は「世界自然遺産の星空版」ともいわれ、現在、世界各国の約130カ所が認定されている。国内では2018年に沖縄県の西表石垣国立公園(石垣市、竹富町)が暫定認定されている。認定には夜空が暗いことのほか、屋外照明が一定の基準を満たしていること、夜空を体験できるツアーを実施することなどの要件がある。
 都心から約180キロ南の神津島は、海水浴やダイビングだけでなく、美しい星空を観光資源として見どころの紹介冊子を作成。星空の案内ガイドも養成している。今年1月には屋外照明の明るさなどを適正化する条例も施行。住民理解に向けた講演会も実施し、IDAの要件を満たした。
 27日、都庁を訪れた前田弘村長は報道陣に「小さな島だが、美しい星空をアピールし、環境保護と観光産業の活性化に取り組んでいきたい」と話した。 (小倉貞俊)

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