政府与党、臨時国会召集に否定的 コロナ対応や「Go To」批判回避か

2020年7月29日 06時00分
菅義偉官房長官は28日の記者会見で、臨時国会の召集に関し「通常国会で成立した当初予算、補正予算の執行にしっかり迅速に取り組んでいきたい」と述べ、否定的な認識を示した。新型コロナウイルス感染拡大や観光支援事業「Go To トラベル」への政府対応を巡り、国会での追及を避ける狙いもあるとみられる。
 公明党の山口那津男代表は記者会見で、立憲民主党などの野党が憲法53条に基づく臨時国会召集などの対応を検討していることについて「要求があったから直ちに開会しなければならないということはない」と強調。政府はコロナ対策を優先すべきだとの考えを示した。自民党の世耕弘成参院幹事長も、野党側の要求は「臨時国会を開く理由にならない」と語った。
 野党側は、安倍晋三首相が6月の通常国会閉会後、衆参両院の閉会中審査に出席しないため、批判を強めている。日本維新の会の遠藤敬国対委員長は、自民党の森山裕国対委員長と会談し臨時国会召集を求めたが森山氏は明言を避けた。立民の安住淳国対委員長は29日に森山氏と会談して臨時国会の召集などを要求する。(妹尾聡太)

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