免疫できた? 回復者の抗体検査へ 横浜市立大

2020年7月30日 06時00分
 横浜市立大は29日、新型コロナウイルスに感染して回復した人を300~400人を目標に募り、感染の半年後や1年後に抗体の有無などを検査する研究を始めると発表した。感染により中長期的な免疫を獲得し、再感染しにくくなるか調べるのが狙い。感染から一定期間が経過した回復者を対象とする大規模な研究は国内初という。
 3~4月に感染した人に協力を呼び掛け、8月1日から受け付けを始める。居住地は問わない。感染半年後の9~10月と1年後の来年3~4月に東京都や神奈川県などの医療機関で血液を採取する。感染した際に免疫反応として体内にできた抗体が残っているかや、再感染を防ぐ役割を果たすか調べる。
 新型コロナの免疫は未解明の点が多く、研究はワクチン開発などにも役立つと期待される。研究代表者を務める同大医学部の山中竹春教授はオンラインで記者会見し、「得られたデータは未来の感染者に還元できる。回復者の不安解消の一助にもなる」と語った。感染から回復したフリーアナウンサー赤江珠緒さんは協力する予定で「未知の病の輪郭が少しでも明らかになれば」と述べた。
 研究への協力は無料。申し込みは、コールセンター=フリーダイヤル(0120)299300=か、ホームページ(「コロナ回復者専用抗体検査」で検索)へ。(杉戸祐子)

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