刑法犯認知件数戦後最少を更新 コロナによる外出自粛で 今年上半期

2020年7月30日 13時54分
 今年上半期(1~6月)に全国の警察が認知した刑法犯の件数は前年同期より5万6010件少ない30万7644件(15・4%減)だったことが、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。戦後最少を更新した昨年を下回るペースとなっている。
 同庁の担当者は「防犯機器の向上に加え、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛でひったくりなど街頭での犯罪が大きく減ったことが影響したとみられる」と分析している。
 警察庁によると、路上強盗や自転車盗など屋外で起きた「街頭犯罪」は計9万9573件(22・4%減)。緊急事態宣言が発令された4月は1万5050件(31・8%減)、5月は1万4135件(43・2%減)だった。
 未遂を含む罪種別では、窃盗犯の減少が目立ち21万1409件(17・8%減)。強制わいせつなどの風俗犯は3336件(15・5%減)だった。殺人や強盗などの凶悪犯は2219件(5・7%減)、暴行や傷害などの粗暴犯は2万5371件(9・2%減)、詐欺などの知能犯は1万6354件(9・6%減)。
 特殊詐欺は6861件(14・4%減)で被害額は約128億6000万円(15・6%減)。一方で警察官などを装って訪問しキャッシュカードをだまし取る手口は増えており、1705件(22・4%増)だった。
 全体の摘発件数は13万6531件(3・3%減)、摘発人数は8万8523人(4・4%減)で、うち少年は9024人(3・4%減)。検挙率は上がり44・4%(5・6ポイント増)だった。
 都道府県別では東京の4万1258件が最多で、大阪の3万3916件が続いた。最少は鳥取の840件。(共同)

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