中国政府関与のハッカー、新型コロナワクチン開発企業にサイバー攻撃か

2020年7月31日 10時45分
 【ニューヨーク=赤川肇】ロイター通信は30日、米公安当局者の話として、中国政府とつながりのあるハッカーらが、新型コロナウイルス感染症のワクチンを開発している米東部マサチューセッツ州のバイオテクノロジー企業「モデルナ」を標的にしていたと伝えた。具体的な被害は不明。
 中国絡みのハッキング行為を巡っては、米司法当局が7日、欧米や日本など10カ国以上の企業や研究機関のコンピューターに不正侵入を繰り返し、数億ドル(数百億円)相当の知的財産を盗んだなどとして、いずれも30代の中国人ハッカー2人を不正アクセスの共謀罪などで起訴している。
 起訴状によると、同州のバイオテクノロジー企業も1月ごろに「情報偵察」の対象になったほか、2被告は中国当局者の支援を受けたとされる。この企業がモデルナかどうかは不明だが、モデルナはロイターの取材に、米連邦捜査局(FBI)から起訴内容の情報偵察について知らされた経緯を明らかにした。
 モデルナは27日、新型ウイルスのワクチン開発を巡り、米国立衛生研究所などと共同で臨床試験の段階に入ったと発表した。

関連キーワード

PR情報

主要ニュースの最新ニュース

記事一覧