多摩川梨で羊羹、みるくまんじゅう JAセレサ川崎が菓子商品 老舗の「末広庵」と共同開発

2020年7月31日 12時59分

共同開発したオリジナル商品を手にするJAセレサ川崎の松井部長(右)と末広庵の三藤さん=宮前区のセレサモス宮前店で

 JAセレサ川崎は、オリジナル新商品の「多摩川梨羊羹(ようかん)」と「多摩川梨のみるくまんじゅう」を、川崎市の老舗菓子匠「末広庵(すえひろあん)」(本店・川崎区東田町)と共同開発した。八月一日から大型農産物直売所のセレサモス宮前店と同麻生店で販売する。
 多摩川梨は多摩川の流域で栽培されている梨の総称。セレサ川崎によると、市の梨栽培の歴史は古く、同市内で生産される梨も多摩川梨として「かわさき農産物ブランド」に登録され、市の特産物となっている。
 昨年は春の天候不順などにより果肉に透明な部分ができる「みつ症」が多く発生。食品として問題ないものの味などの品質は低下するため、生産者は廃棄することが多い。セレサ川崎は生産者の救済に、みつ症となった約一トンの梨を買い取りピューレに加工。今年二月に末広庵に商品開発を依頼し、羊羹とみるくまんじゅうの商品化が実現した。
 羊羹は多摩川梨の上品な甘さと滑らかな歯触り、みるくまんじゅうは梨の爽やかな香りとミルクの風味がからんだ甘さが特長。末広庵の三藤慎也(みとうしんや)さんは「市内には多摩川梨を知らない人は多い。羊羹とみるくまんじゅうの味わいで多摩川梨の存在をアピールしていきたい」と話している。
 セレサ川崎が菓子商品を開発したのは今回が初めて。経済部の松井浩幸部長は「売れ行きが良ければ、今後も販売を続けていきたい」と期待を寄せる。
 羊羹は一本(四百二十グラム)千八百円、みるくまんじゅうは一箱(五個入り)七百円(ともに税込み)。問い合わせは、セレサモス宮前店=電044(853)5011、末広庵本店=電044(233)4658=へ。(安田栄治)

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