藤沢市、育鵬社版選ばず 中学の歴史と公民教科書

2020年8月1日 06時00分
 神奈川県藤沢市教育委員会は31日に開いた臨時会で、市立中学校全19校で来年度から4年間使用する歴史と公民の教科書について、現在の育鵬社版ではなく、いずれも東京書籍版を選んだ。市教委は2011年に県内で初めて、戦争や憲法などの記述で議論がある育鵬社版を採択。15、19年と連続して選んでいた。
 5人による臨時会の審議では歴史、公民ともに育鵬社版を推す声はなく、全員が他社の教科書を支持した。岩本将宏教育長は「現場の声や市民の意見を参考に、藤沢の子どもたちに一番ふさわしい教科書を選んだ」と話した。
 県内では横浜市も、中学など147校の歴史と公民の教科書に育鵬社版を使用しており、8月4日に開かれる市教委定例会で採択する。〓(吉岡潤、杉戸祐子)

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