<新型コロナ>短い夏休み 各地で開始 終業式、モニターや校内放送活用

2020年8月1日 07時30分

テレビを通じた終業式で、藤澤校長の話を聞く児童

 県内では三十一日、多くの公立小中学校で一学期の終業式が行われた。春に新型コロナウイルス感染拡大予防のための休校が長引いた影響で、夏休みは各地で異例の短さとなっている。(前田朋子、加藤木信夫)
 さいたま市立本太小学校では、テレビモニターを介して終業式を実施。三年生の代表四人が放送室でカメラに向かい「一学期に頑張ったこと」などを発表し、藤澤美智子校長が「いつもと違って短い夏休みですが、この夏にしかできない経験があるはず。充実した夏休みに」などと語りかけ、十五分ほどで終了した。
 五年二組の土谷夕海(ゆうみ)さん(10)は、一学期を「時間はなかったが、友達とのふれあいもあり、コロナも関係なく仲良くできた」と振り返る。八月十六日までの夏休み期間中は塾の夏期講習を受ける予定で「(コロナで)どこにも行けないので二週間でも仕方ない。長ければ県内で旅行に行きたかった」と話した。
 藤澤校長によると、一学期の通知表は、音楽のリコーダー演奏やボールを使った体育の授業など、実施できなかった課程の部分は斜線を引き、評価を行わないなどで対応した。「(再開当時は)不安そうだった子どもたちも、二カ月で明るくなった。休み明けも楽しく笑顔でいられる学校づくりに努めたい」と話した。
 所沢市立若松小学校では、校内放送による終業式になった。児童たちはそれぞれの教室でスピーカー越しに、夏休みを過ごす上での注意点などを聴いた。
 一年生のクラスでは、子どもたちが初めて通知表を受け取った。担任教諭から通知表が渡された男子児童(7つ)は「緊張しちゃった」。通常より短かった一学期について「短いと思わなかった。国語の勉強が楽しくて」と笑顔で振り返った。
 別の男子児童は(6つ)は「口がめっちゃ暑かった」とマスク装着に慣れない様子。十七日までの十七日間と短い夏休み中の目標を聞かれると、「鉄棒! 逆上がりを頑張る」と目を輝かせた。

◆開始も期間もばらばら

 新型コロナウイルス感染予防で春の臨時休校が長引いた影響で、県内公立小中学校の今年の夏休み期間は、自治体ごとに時期も期間もばらばらになっている。
 県教育委員会のまとめでは、夏休み開始日は、約4分の3の自治体で8月1日。ただ、最も早いところは小中学校とも7月23日から、遅いところでは小学校が8月8日、中学校が10日からで、2週間以上の開きがある。
 終了日は、最も早い自治体が16日、遅いのは小学校で24日、中学校で31日。23日とする自治体が最も多いが約4分の1にとどまり、17日(小中とも12自治体)、18日(同9自治体)など、まちまちだ。
 期間は、狭山、八潮市、越生町の10日間が最短。最長は吉川市の25日間となっている。

担任教諭から、初めて通知表を受け取る1年生の男子児童=所沢市立若松小学校で


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