高校野球代替大会 きょう4強激突

2020年8月2日 07時38分
 夏季県高校野球大会は一日、草薙、清水庵原両球場で準々決勝4試合が行われ、静岡商、駿河総合、聖隷クリストファー、浜松開誠館がベスト4に名乗りを上げた。3試合が1点差決着と好試合続きだった。例年の大会を含め静岡商は5年ぶり、駿河総合は2年連続、聖隷クリストファーは8年ぶり、浜松開誠館は初の4強入り。最終日の二日は準決勝と決勝が行われる。

◆扇の要、守備陣けん引 静岡商・対馬主将

静岡−静岡商 静岡に勝利し、力投した高田投手(左)をねぎらう対馬捕手=清水庵原球場で

 静岡商の主将、対馬勇斗捕手(3年)が、扇の要として守備陣を引っ張り、強敵撃破に貢献した。
 最も光ったのは、1点差で迎えた五回の守備だ。先頭の1番打者を四球で歩かせて迎えた無死一塁の場面。フルカウントからの6球目に、一塁走者はスタートを切った。「エンドランもあり得る」と読んでいた対馬捕手は、二塁へ送球し走者を刺した。打者は三振しており、相手の追い上げムードを断ち切った。「過去で一番の送球だったと思います」と笑顔を見せた。
 チームは、ライバルを倒して上昇気流に乗った。「優勝目指してぶつかりたい」と対馬捕手。残り2試合。県1位を譲るつもりはない。 (高橋貴仁)

◆スタメン逃し、意地の二塁打 島田商・中野選手

浜松開誠館−島田商 7回裏島田商2死、二塁打を放つ中野選手=草薙球場で

 6点を追う七回2死、途中出場で初打席だった島田商の中野僚選手(3年)は、ストレートを右側に思い切り打ち返した。悔しさと、仲間につなげたいという強い思いから放った、意地の二塁打だった。
 4回戦から学年は関係なく勝つことを優先させると決めて試合をしてきた島田商。中野選手は今週の練習で調子が出ず、初めてスタメンを逃した。「最後の大会なのに。悔しい」−。その思いを晴らすかのように、バットを振った。
 これを皮切りに打線がつながった。得点こそできなかったが、中野選手は目に涙を浮かべながらも、すがすがしい表情で話す。「1年間『つなぐ』をテーマに練習してきた。最後に島商らしい野球ができて良かった」 (細谷真里)

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