金属や羊毛 斬新な布85点 新井淳一さん 来月27日まで企画展 桐生市

2020年8月3日 07時33分

新井淳一さんが手掛けた布=桐生市の大川美術館で

 桐生市出身で日本を代表するテキスタイル・プランナーの新井淳一さん(一九三二〜二〇一七年)の手掛けた布作品を振り返る企画展が、同市の大川美術館で開かれている。金属や羊毛などを用いて斬新に表現し、制作した八十五点が集められている。九月二十七日まで。
 企画展のタイトルは「テキスタイル・プランナー 新井淳一の仕事」。アルミニウムを使って独特の金属光沢を放つ布や、羊毛の縮む性質を生かした布、コピー機で読み取った織物の柄を組み合わせ、より複雑な模様で織り上げた布など一九七〇年代末からの作品を展示した。
 新井さんは、高校卒業後に家業の織物業に従事。職人らと共に制作した独創的な布作品は、七月二十一日に亡くなった山本寛斎さんや、三宅一生さんら世界的ファッションデザイナーに提供された。新井さんの活躍は海外からも注目され、二〇一一年には英国王立芸術大学院から名誉博士号を受けている。
 展示を担当した同美術館の正田淳事務局次長は「新井さんは、新しいものを創造し続けてきた人。作品を間近に見れば、仕事の全貌が分かるはず」と来館を呼び掛けている。
 入館料は一般千円、高校・大学生六百円、小中学生三百円。月曜休館。問い合わせは同館=電0277(46)3300=へ。 (池田知之)

関連キーワード

PR情報

群馬の最新ニュース

記事一覧