百合丘 実った「考動力」 高校野球 県独自大会

2020年8月4日 07時31分

1回無死二塁のピンチを無失点に抑えた百合丘の浜田投手。その後は2安打1打点と打撃で勝利に貢献した。=中栄信金スタジアム秦野で

 高校野球の県の独自大会で三日、百合丘(川崎市多摩区)が中栄信金スタジアム秦野で行われた1回戦に臨み、伊勢原に逆転勝ちした。(安田栄治)
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で全体練習を自粛し、七月中旬に再開してまだ3週間あまり。試合勘が完全に戻らない中で一球一球を大切に臨む全員野球で競り勝ち、主将の吉田直樹捕手(3年)は「これが百合高野球。次につながる試合ができました」と胸を張った。
 百合丘のスローガンは「考動力(こうどうりょく)」。自粛期間中は「それぞれが自分の課題を考えて取り組み、体を鍛えた」と吉田主将。七月十一日から全体練習を再開すると、練習メニューも自分たちで考え、一球一球に集中することに全員で向かった。
 エースで3番打者の浜田響己(ひびき)選手(3年)は投打に貢献できるように体力をつけるため、走ったり、体幹を鍛えてきた。この日は先発マウンドを踏み、1失点した三回で降板したものの、打撃では2安打1打点1犠打で3得点に絡みバットで貢献。四回からは一塁手として、後続の投手2人にアドバイスを送り続けた。
 五回途中から登板して最後まで無失点を続けた3番手の高橋康(こう)選手(3年)の好投を援護し、「投手を励ますのが後ろで守る選手の仕事。みんなで守って勝てた。チームにとって大きな勝利です」と浜田選手。
 手探りでスタートした3年生最後の夏で、目指す野球に近づいた喜びがナインの顔にのぞいた。

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