飯能の歴史と名産で「筏うどん」 西川材×郷土料理 市内3店舗でご賞味を

2020年8月4日 07時33分

飯能の新名物にと期待される筏うどん=飯能市で

 新しい飯能名物として期待される「筏(いかだ)うどん」が、飯能市の飯能グリーンカントリークラブでお披露目された。江戸時代以降、特産「西川材」の運搬を担った筏のミニチュア版に、郷土料理の手打ちうどんをのせた。市内3店舗で食べられる。 (加藤木信夫)
 西川材に関わる市内業者でつくる「西川材フェアー実行委員会」が、飯能商工会議所などと連携し、三年がかりでつくり上げた。西川材のミニチュア丸太を糸で結んだ筏は長さ約三十センチ、幅約十五センチ。筏の上に船頭人形を立て、下には川面をイメージした飯能焼の青い皿を置いた。
 「地域資源の振興につなげようと取り組んできた。筏の大きさも、どのような食べ物をのせるかも試行錯誤の連続。そばも試したが、筏の間に挟まり取れなくなるので断念した」と実行委の本橋勝さん。
 賞味できるのは同クラブレストラン(原則プレー客が対象)、そば処「長寿庵」、懐石「タケマツ」。うどんの素材や打ち方は店によりさまざまで、価格も異なる。一足早くメニューに載せたクラブレストランでは一番人気になり「のど越しが良くて、蒸し暑い日もおいしく食べられる」との声が上がっているという。
 問い合わせは実行委事務局のある飯能商工会議所=電042(974)3111=へ。
<西川材> 県西部の入間川や高麗川流域で産出されるスギ、ヒノキなどの優良木材。一大消費地だった江戸から見て、西の方角の河川から筏を組んで運搬されたため、その名が付いた。筏による運搬は大正期の鉄道敷設とともに下火になり、昭和初期までに姿を消したとされる。

地産の西川材を運搬する「筏流し」の様子=1910年撮影、飯能商工会議所提供


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