<新型コロナ>芸妓の舞台10月再開 2月末から休演「華の舞」 顔見世や記念撮影中止

2020年8月4日 07時35分

観光客らに向けて芸妓が踊りを披露する「湯めまちをどり 華の舞」=熱海市の熱海芸妓見番歌舞練場で(同市提供)

 熱海芸妓(げいぎ)置屋連合組合(熱海市)は、新型コロナウイルスの影響で、二月末から休演が続いている「湯めまちをどり 華の舞」を十月十七日から再開すると決めた。ただし、今後の感染状況次第では、再度の延期や中止もあり得るという。(山中正義)
 華の舞は、熱海芸妓見番歌舞練場(同市中央町)で、芸妓衆が踊りを披露する舞台。観光客らの人気スポットになっている。組合は、入場制限などの感染防止策をまとめたガイドラインが整備されたとして、再開することにした。
 感染予防では、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保するため入場者を通常の半数の約五十人に制限する。公演終了後の顔見世や記念撮影は中止とする。来場者にはマスク着用や検温、連絡先の記入などへの協力を求める。
 出演者や接客係の健康管理も徹底し、新型コロナの感染の有無を調べるため定期的な検査を実施する。接客係はフェースガードを着用する。
 コロナ禍で芸妓衆も影響を受けており、今年は一年間の鍛錬の成果を披露する春開催の「熱海をどり」が中止になった。観光客が減り、お座敷に呼ばれることもほとんどなく、待機状態が続いているという。
 同組合の担当者は「不安はあるけど、このまま動かないと沈没してしまう。対策を取って楽しんでほしい」と話す。芸妓衆は九月から稽古を再開する予定だ。華の舞は毎週土曜日に二回、日曜日に一回、行う。

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