<山崎まゆみのようこそ!バリアフリー温泉>旅行者も十分な配慮を 旅館へお出かけの際に

2020年8月4日 07時39分

<1>

 六月下旬、久しぶりに温泉旅館に泊まりました。露天風呂=写真(1)=で大きく手足を伸ばし、深呼吸をした時の空気がおいしかったこと。コロナ禍で蓄積された気持ちのよどみが洗い流されました。
 東京都で暮らす私は、地方取材の際には十分に気を付けています。夏休みにお出かけの予定がある人も多いでしょうから、少しアドバイスを。
 いま温泉旅館は徹底した衛生管理をしています。ただそれは一律ではなく、旅館により多少異なります。旅館のホームページに掲載されている対応策を確認し、自分が安心して滞在できる宿を見つけることが大切です。

<2>

 私が体験した神奈川県箱根町の「箱根一の湯」では、フロントロビーにナイロンカーテンが設置され、チェックインカウンターでは、フェースシールドとマスクをしたスタッフからカーテン越しに滞在中の説明書を渡されました。部屋へ行く途中では、スタッフがエレベーターのボタンや客室のドアノブなどを丁寧に拭いている姿を見かけました。
 館内には至る所に消毒液が置かれてあります=同(2)。もちろん食事処(どころ)の入り口にも。案内してくれたスタッフもフェースシールドとマスク姿=同(3)=です。
 左右両隣のテーブルは空けてあり、いわば飛び石で使えるようになっています。夕食のメニューには、食事内容の説明と鍋の食べ方等が記され、極力スタッフとお客さんの接点を避ける工夫がありました。

<3>

 こうした旅館の対応には安心しました。ただ気になったのは、他のお客さんがほとんどマスクを着用していなかったことです。温泉旅館はすっぴんでいたい場であり、心身ともに素顔をさらけ出す場所ですから、マスクはしにくいですし、したくない。ただそんなことは言っていられません。宿側の対策に加え、客の心構えも必要です。
 観光庁は「新しい旅のエチケット」を推奨しています。「毎朝の健康チェックは、おしゃれな旅のみだしなみ。」など、ユーモラスに旅の心得を示しています。いまは旅行者も十分に気を付けなければなりません。温泉旅館と旅行者が共に、「新しい温泉旅館スタイル」を作っていきたいですね。
 感染状況により、各地の自治体の対応もさまざまです。目的地の方針も把握しておくとよいでしょう。
 兵庫県豊岡市の城崎温泉は、感染予防にお客さんに協力してもらおうと、「浴衣に似合うマスク」=同(4)=を開発。現在、販売しています。

<4>

関連キーワード

PR情報

ライフスタイルの最新ニュース

記事一覧