<新型コロナ>絆の大切さ考える 足利市出身、想田監督の映画「精神0」上映

2020年8月5日 07時22分

ドキュメンタリー映画「精神0」のチラシ(実行委員会提供)

 心の絆をテーマにした足利市出身の想田和弘監督(50)によるドキュメンタリー映画「精神0(ゼロ)」(二〇二〇年制作)が三十日、地元の「ユナイテッド・シネマ アシコタウンあしかが」(大月町)で上映される。地元有志が企画。収益の一部を医療関連団体に寄付する。(梅村武史)
 「コロナ禍で人と人とのつながりが希薄になりつつある。作品を通じて絆の大切さを改めて考える機会になれば」と主催する実行委員会の秋田清共同代表(59)。今夏は伝統の足利花火大会をはじめ多くの市内行事が中止になる中、各方面で活躍する市民が知恵を出し合い、企画したという。
 委員には市映像のまち推進課や足利商工会議所の幹部、ボランティア団体メンバー、情報誌編集者、僧侶など約二十五人の有志が名を連ねている。
 想田監督は足利高、東京大文学部卒業後、渡米してスクール・オブ・ビジュアル・アーツ映画学科で学んだ。ドキュメンタリー映画作家として「選挙」「港町」などの作品を制作。本作は岡山市の精神科診療所に密着したドキュメンタリー映画「精神」(〇八年制作)の続編。引退を決めた精神科医の医師と、認知症を患う妻の姿を追っている。
 想田監督は「世界が死の恐怖にさらされている今だからこそ見ていただく意義がある愛の物語です」とメッセージを寄せている。
 上映時間は午後一時からと同四時からの二回。各回の上映後、想田監督の記念トークがある。密を避けるため、入場できるのは劇場定員の半分に限定している。満席になれば、わずかに収益が出るという。
 前売り券は千円(当日券千二百円)で足利市民会館、同市民プラザで販売している。

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