イラストレーター・安斎肇さんが筑西で作品展 会場で新作「ライブ制作」

2020年8月5日 07時23分

医療従事者への感謝を込めた作品と安斎肇さん=筑西市丙で

 NHKのEテレで放送中のアニメ「わしも」の原作絵本などで知られるイラストレーター安斎肇さん(66)の作品展「えとえのえほん展」が、筑西市丙のしもだて美術館で開かれている。安斎さんが会場を訪れ、特設小屋で新作を仕上げる「ライブ制作」が見ものだ。九月十三日まで。
 「わしも」の絵本原画のほか、キャラクター「ハロルドコミックス危機一髪」のイラストや立体作品など約二百点を展示している。うち約四十点は新作だが、未完成のものが多く、ライブ制作の対象だ。出品作品数が定まらないのも、会期中、新作が追加される可能性があるからだ。
 特設小屋は幅二・七メートル、奥行き五・四メートル。小窓から制作風景をのぞくことができる。安斎さんは横浜市在住だが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、より近い東京都内の実家から美術館に通っている。
 新作にもコロナ禍の世相が色濃く反映され、医療従事者への感謝の念を込めた「かんごしさんありがとう」や、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を取り上げた「ほしぞらのでぃすたんす」などのイラストが並ぶ。
 わしもの原作者でもある脚本家の宮藤官九郎さん(50)とコラボレーションした創作童話「わしものリモートワーク」は、中学生の女の子が、亡くなった祖母とオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を通じて再会を果たす物語だ。
 安斎さんは「意識したわけではないが、新作はコロナ関連が多くなった。(ライブ制作で)ものができる過程を楽しんでほしい。会期の最初と最後で違う展覧会になっていると思う」と話している。
 月曜休館(十日は開館、翌十一日休館)。入館料七百円(高校生以下無料)。問い合わせは美術館=電0296(23)1601=へ。(佐藤圭)

関連キーワード

PR情報

茨城の最新ニュース

記事一覧