コロナの影響は広島・平和記念式典にも 参列者激減、恒例のハトも飛ばず

2020年8月6日 10時19分
原爆投下から75年の朝を迎えた広島・平和記念公園。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、原爆慰霊碑(左奥)を参拝する人の動線が規制された=6日朝(共同)

原爆投下から75年の朝を迎えた広島・平和記念公園。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、原爆慰霊碑(左奥)を参拝する人の動線が規制された=6日朝(共同)

  • 原爆投下から75年の朝を迎えた広島・平和記念公園。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、原爆慰霊碑(左奥)を参拝する人の動線が規制された=6日朝(共同)
 新型コロナウイルスの感染拡大は、被爆75年の節目を迎えた広島市の平和記念式典にも多大な影響を及ぼした。式典の参列者は例年の1割未満と激減。松井一実市長の平和宣言の後に、平和の象徴とされるハトを空に放つ恒例行事も、中止に追い込まれた。
 平和記念公園で開かれる式典には、市によると、今年は計約1万1500席を用意する予定だったが、新型コロナ対策で各席の間を十分に空けた結果、約880席まで減った。一般席や自治体関係者席、外国人旅行客の席は設けず、被爆者や遺族の席を優先的に確保した。
 式典ではいつも、白いハトを放っている。市の依頼を受けた飼い主がボランティアで提供しており、昨年は500羽を用意した。今年は新型コロナの影響で、ハトが飛び立った後に巣箱へ戻る訓練が十分にできなかったことなどから、取りやめとなった。
 各都道府県は毎年、参列する遺族代表を広島市に推薦しているが、今年は26都道府県の推薦にとどまり過去最少となった。高齢化した遺族らは新型コロナ感染時に重症化する危険が高いことなどを踏まえ、推薦を見送る自治体が目立った。
(共同)

関連キーワード

PR情報

社会の最新ニュース

記事一覧