20~30代は夜の繁華街、40代以降は家庭内多く 都が感染経路報告 

2020年8月7日 06時00分
 新型コロナウイルスの感染状況を評価する東京都のモニタリング会議が6日開かれ、年代別の主な感染経路が報告された。20、30代では接待を伴う飲食店など「夜の繁華街」での感染が最も多かったが、40代以上の各世代では家庭内感染がトップ。年代が上がるほど家庭内感染の割合が上がる傾向だった。
 7月28日~8月3日の都内新規感染者2368人のうち、感染経路が判明している人の内訳。20~30代では「夜の繁華街」関連が24%で最も多く、職場での感染が20%で2番目だった。一方、40~50代、60代、70代以上の各世代では、家庭内感染が3~5割で最多。70代以上では51%だった。
 全世代の合計でも家庭内感染は26%で4人に1人。夜の繁華街19%、職場17%、会食13%が続いた。専門家として出席した帝京大医学部付属病院の坂本哲也病院長は「少人数でも密に接触する環境で会話しながら飲食すると、感染リスクが高まる」などと指摘した。
 都内の感染状況については、感染が全世代に広がっているとして、警戒度を前回と同じ4段階で最高レベルの「感染が拡大している」に維持。医療提供体制は入院患者数の増加が著しい一方、現時点では重症用病床に空きがあるとして前回と同じ2番目の「体制強化が必要」に据え置いた。
 また都は、7月27日までの都内感染者1万1345人のデータを分析し、結果を公表。感染者の平均年齢は、5月25日の緊急事態宣言解除前は49歳だったのに対して、解除後は35歳だった。入院期間は21・4日から7・9日、宿泊療養期間は8・2日から4・4日に短縮。厚生労働省の退院基準が緩和されたことや、若い年代が多く重症化する人が減ったことが要因にあるとみられる。(岡本太)

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