首相、緊急事態の再宣言「できる限り避ける」 お盆帰省は一律自粛は求めず

2020年8月10日 05時50分
 安倍晋三首相は9日の長崎市での記者会見で、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた緊急事態宣言の再発令は極力避ける考えを示した。「雇用や暮らしに与える影響を考えれば、感染をコントロールしながら、できる限り再宣言を避けるための取り組みを進めなければならない」と語った。(柚木まり)
 首相は、地域によっては重症者数が増加していることを挙げた上で「感染拡大防止策を徹底しつつ、経済との両立も図る方針だ」と強調。感染拡大が続く中で迎えたお盆時期の帰省について「政府としては、一律の自粛を求めるものではない」とし、三密の回避や大勢の会食を控えるよう国民に要請した。
 観光支援事業「Go To トラベル」を推進する考えも重ねて表明。観光事業者と観光客の感染防止策徹底を前提に「安全、安心な旅のスタイルを普及、定着させたい」と話した。
 新型コロナ特措法については「事態収束後、より良い仕組み、制度となるよう検討していく」と改正の可能性に言及した。
 コロナ患者の治療に当たり経営状況が厳しくなっている医療機関に対しては「必要に応じ、さらなる支援を検討したい」と説明。ワクチンについても、日本の全国民分を上回る供給の見通しが立っていることを踏まえ「十分なワクチンが供給できるよう最大限の努力を行う」とした。

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