鳩山40.2度 各地で猛暑日 熱中症124人、最多更新
2020年8月12日 07時44分
関東地方は十一日、太平洋高気圧に覆われ、県内では鳩山町で午後二時前に四〇・二度を観測するなど、各地で猛暑日(最高気温三五度以上)を記録。この夏一番の暑さとなった。熊谷地方気象台によると、県内で四〇度超を記録したのは、二〇一八年七月二十三日に熊谷市で国内の観測史上で最も高い四一・一度を記録して以来。(渡部穣、中里宏、飯田樹与)
この日、県内各地では早朝から気温が上がり、午前八時台には三〇度を突破。昼すぎには三五度を上回り、午後三時前後にさいたま市や久喜市で三八・七度、所沢市で三八・三度、寄居町で三九・二度など、うだるような熱気に包まれた。
鳩山町を所管する西入間広域消防組合によると、午後三時半までに同町で十代女性と四十代男性の二人が熱中症とみられる症状で救急搬送された。
町保健センターは新型コロナウイルスの感染拡大防止に加え、熱中症予防も考慮して午前十時と午後一時の二回、防災無線で手洗いや換気のほか、気温が高いときは周囲と距離を置いてマスクを外し、水分を補給するよう呼び掛けている。
午後四時すぎに三九・六度を記録した熊谷市では、あまりの暑さに歩く人はまばら。老舗百貨店「八木橋」前の名物の大温度計の前には多くの報道関係者が集まった。
家族と買い物に来た行田市の小学三年の石黒吏紗(つかさ)さん(9つ)は、大温度計に表示された午後二時の気温「38・4度」を見て、「とにかく暑い」とうんざりした様子。近くの金融機関の温度計の表示はぐんぐん上がり、午後二時すぎに一時的に三九・五度を示した。近くを通りかかった人たちが一斉にカメラを向けていた。
市内に住む宮崎りんさん(88)は「熊谷は昔から暑かったけど、最近の暑さには驚く。今年はコロナとマスクで余計に暑く感じる」。息子の直一さん(57)も「マスクさえなければ少しはましなんだけど。早く涼しくなってほしい」と話していた。
県消防課によると、十一日午後五時現在で、県内では十代〜九十代の百二十四人が熱中症の疑いで救急搬送され、今年最多だった前日の百十人を上回った。重症は七十〜八十代の男女三人。
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