児童虐待相談、3割増 19年度1799件 2000年以降最大の伸び率

2020年5月24日 02時00分
 児童相談所に寄せられた二〇一九年度の児童虐待に関する相談件数が、過去最高の千七百九十九件に上り、前年度比31%(四百二十五件)も急増した実態が、県の調査で分かった。十一年連続で増加し、伸び率も〇〇年度以降で最大。県児童福祉・青少年課は「一九年に千葉県野田市で小学四年だった女児が父親から暴力を受けて亡くなる事件が発生し、社会的関心が高まり、警察からの連絡が増えた」などとみている。(池田知之)
 虐待に関する相談の内訳は、言葉による脅しや、子どもの面前での配偶者への暴力・暴言などの心理的虐待が、全体の57%を占める千二十件(前年度比三百四十七件増)。
 次いで殴る蹴るなど身体的虐待が26%の四百六十一件(同八十七件増)、食事を与えなかったり、不潔なまま放置したりするネグレクトが15%の二百七十四件(同三十八件減)、性的虐待が2%の四十四件(同二十九件増)だった。
 主な虐待者は実母が全体の46%に当たる八百二十六人、実父が42%の七百四十七人、実父以外の父が9%の百五十五人などだった。
 虐待を受けた子どもの年齢は小学生が全体の32%の五百七十五人、三歳~未就学が27%の四百八十四人、ゼロ~二歳が22%の三百九十五人、中学生が13%の二百二十五人、高校生などが7%の百二十人だった。
 一方、二〇年度に入ってからは、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う外出自粛や休校措置などの影響とみられる虐待相談が、四月十三日~五月十九日までに十三件あった。
 高崎市では四月、母親と元交際相手の男ら三人が、四歳の男児を殴り、死亡させたとして暴行容疑で逮捕された。
 虐待に関する相談は、児童相談所虐待対応ダイヤル=189(全国共通)、こどもホットライン=フリーダイヤル(0120)783884、027(263)1100=などで受け付けている。

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