八王子・中2自殺 遺族ら聴取の方針確認 第三者委が初会合 いじめ再調査 

2020年8月13日 07時11分

いじめ問題について議論する委員ら=八王子市役所で

 八王子市で二〇一八年夏、市立中学二年永石陽菜(ひな)さん=当時(13)=が自殺した問題で、市が再調査を委嘱した第三者委員会は十二日、初会合を市役所で開き、遺族や代理人に意見を聞く方針を確認した。市教育委員会が委嘱していた第三者委が昨年八月、いじめと自殺の直接的な関連を否定する調査結果をまとめたことに対し、遺族が不服を申し立て、市委嘱のメンバーで再調査することになった。
 新たな第三者委は、弁護士や社会福祉士ら五人で構成。委員長に倉持政勝弁護士を選んだ。委員会終了後、倉持さんは「なるべく早く報告をまとめたい」と記者団に語った。
 けがで部活を休みがちだった永石さんは一七年の夏休み、会員制交流サイト(SNS)に家族旅行の計画を投稿したところ、SNS上で上級生から非難され、二学期から不登校になった。別の中学に転校した後も不登校が続き、一八年八月二十八日、JR西八王子駅で電車に接触し、二週間後に死亡した。
 市教委が委嘱した第三者委員会は同年十一月から生徒や教職員らに聞き取り調査を実施。昨年八月の報告書は「いじめは不登校の原因」と認定する一方で「いじめがあってから自殺まで相当な期間が経過している」と直接の因果関係を認めなかった。(布施谷航)

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