<新型コロナ>オンライン教材 効果検証 市立中3年対象に実証実験 来月から

2020年5月25日 02時00分

オンライン教材「すらら」のトップ画面(前橋市教育委員会提供)

 前橋市は六月から、学校再開後も新型コロナウイルスの感染拡大で自宅学習の重要性が高まるのに備え、市立中学校の三年生がオンライン教材を利用して効果を確かめる実証実験を始める。自宅にインターネット環境や教材に対応する端末がない世帯にはタブレット端末を配る。
 端末の配布には、市とICT(情報通信技術)に関する協定を結ぶNTTドコモが協力。新たに五百八十台を調達し、既に学校に配布した七百五十台を一度回収後に設定を変更して利用する。教材の月額利用費や端末の通信費は市が負担し、家庭の負担はない。
 市教育委員会によると、対象を中学三年生に限定したのは全国的にタブレット端末の需要が高まり調達が難しく、支援に必要な台数を確保するためという。高校進学を控え、他の学年に比べて端末を使いこなせる点も考慮した。
 実証実験の対象は、特別支援学校を含む市内二十二校の二千六百二十人。期間は八月までの三カ月間。生徒には義務教育課程で必要な科目を学習できるオンライン教材「すらら」のIDを配布し、自宅で接続して勉強できるようにする。事業費は三カ月で約四千二百万円を見込んでいる。
 実証実験では、教材の利用時間などを検証し、補修用プリントを作る教職員の負担軽減につながるかも見極める。
 市は六月一日から、市立の幼稚園や小、中学校、特別支援学校で、学級を二分割して週二~三日に分け、午前中のみ分散登校を始める方針。(市川勘太郎)

関連キーワード


おすすめ情報