埴輪育て、古墳に飾ろう 県が無料ゲームアプリ 「休校中の小中高生楽しんで」

2020年5月19日 02時00分

群馬県が開発した、育成ゲーム「群馬HANI-アプリ」=前橋市で

 貴重な埴輪(はにわ)が多数出土した「埴輪大国」をアピールする県が、埴輪を育てて古墳に飾り、オリジナルの古墳を造る育成ゲーム「群馬HANI-アプリ」を開発した。スマートフォンやタブレット端末にダウンロードし、無料で遊べる。県の担当者は「休校中の小中高生も、ゲームを楽しみながら知識を深めてほしい」と呼び掛けている。
 アプリ上で丸い卵のようなキャラクターをなでると「ありがとうハニー」と喜ぶ。プレーヤーが発掘した勾玉(まがたま)や土器のかけらを与え、埴輪や古墳に関するクイズで遊んで知識を身に付けさせると、県で出土した本物に成長する。
 与えた物で育ち方が変わり、埴輪としての最終形は百通り。勾玉を食べ、ふんをするという奇抜さが受け、アプリは三月末の配信開始以来、四千件以上ダウンロードされ、毎日約二千人が遊んでいるという。
 古墳時代の県は、東日本への勢力拡大を図る大和政権と深く結び付いていた。
 県内の古墳は約一万三千基とされ、国宝や国指定重要文化財の埴輪が最も多く出土しているが、あまり知られておらず、県は人気投票や埴輪が踊る動画などでPRしてきた。
 アプリを企画した県文化振興課の酒井玲美さんは「群馬県は動物や人物、家などさまざまな形の埴輪が出土している。この機会に若い世代も親しんでほしい」と話している。

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