<コロナ緊急事態>感染確認者数147人 山本知事「第2、第3波 前提に」

2020年5月15日 02時00分

県民への協力を呼び掛ける山本知事=県庁で

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が全国各地で解除されるのを前に、山本一太知事は十四日の定例記者会見で、県が独自に定めた社会経済活動再開に向けたガイドラインに従い、十六日に休業要請や外出自粛を緩和する方針について説明した。山本知事は「警戒度は下げるが、(感染拡大の)第二波、第三波はあると前提に考えている。他の県と比べて(緩和は)慎重だが、理解をいただきたい」と述べた。(池田知之)
 県内では七日以降、八日間連続で感染者が確認されていない。県内の感染者数は十四日時点で計百四十七人(うち死者十八人)。
 感染者は太田市で三月七日に初めて確認され、四月に伊勢崎市の有料老人ホーム「藤和の苑(その)」でクラスター(感染者集団)が発生するなどしたため急増。五月に入ってからは二人増にとどまり、外出自粛や営業自粛などの効果が出ているとみられる。
 感染確認者のうち、半数近い六十七人が藤和の苑の入居者や職員、関係者ら。大泉町の「ましも内科・胃腸科」、富岡市の「IHIエアロスペース富岡事業所」、沼田市の「利根中央病院」などでもクラスターが発生し、いずれも八人の感染が確認された。
 死亡した十八人は、全て六十代以上の高齢者で基礎疾患があった。うち十六人は藤和の苑の七十~九十代の入居者・利用者だった。
 県内では、感染者用病床を百六十七床設け、百八十床の確保を目標に調整中。十三日現在、入院者は四十六人で、うち重症者は二人。ホテルを使った軽症者向けの宿泊療養施設は百五十室を確保済みで、七人が利用中だ。当面、千三百室の拡充を目指している。

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