「いじめ・嫌がらせ」相談が過去最多 千葉労働局 昨年度

2020年8月14日 07時34分
 千葉労働局は、二〇一九年度に県内の総合労働相談コーナーに寄せられた相談が四万九千四百四十七件(前年度比3・3%増)で、四年連続で増加したと発表した。そのうちパワハラを含む「いじめ・嫌がらせ」の相談は二千八百八十九件(同10%増)に上り、過去最多となった。
 総合労働相談コーナーは労働基準監督署内など県内十カ所に設置。セクハラやマタニティーハラスメント(マタハラ)に関する相談は、別の窓口で対応している。
 「上司に過大な要求をされる」「職場で無視をされる」などといったいじめ・嫌がらせに関する相談は年々増加傾向がみられ、担当者は「徐々に労使の問題だと受け止められるようになってきた」と話す。一九年五月、事業主にパワハラ防止措置を義務付ける改正労働施策総合推進法が成立した影響もあるとみている。
 労働局はいじめ・嫌がらせに関する相談のうち百五十四件について、労働局長から職場への「助言・指導」を行った。百八十七件は紛争調整委員会による「あっせん」につなげて解決を図った。
 このほか、解雇に関する相談は九百七十六件で前年度から二十五件減少。労働条件の引き下げは九百五十八件で、八十三件増えた。
 今年四月以降は、新型コロナウイルス感染拡大を巡って「休業の補償をしてもらえない」といった相談が増えているといい、担当者は「本年度は新型コロナの影響で相談が増えるのではないか」とみている。 (太田理英子)

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