演劇の魅力 彩の国から届ける さいたま芸術劇場 来月「リア王」上映会

2020年8月14日 07時42分

2008年に上演された彩の国シェイクスピア・シリーズ第19弾『リア王』(渡部孝弘さん撮影)=彩の国さいたま芸術劇場で

 新型コロナウイルスの影響で相次ぎ公演を中止した県芸術文化振興財団は9月、彩の国さいたま芸術劇場映像ホール(さいたま市中央区)でシェークスピア四大悲劇の一つ「リア王」の勉強会と上映会を開く。政府による緊急事態宣言前から自粛要請に応じ、大打撃を受けている演劇界。先を見通せない中、感染防止に細心の注意を払いながら演劇の魅力を届ける。 (飯田樹与)
 同財団は一九九八年から「彩の国シェイクスピア・シリーズ」と題して、シェークスピアの全三十七作品の上演を目指してきた。しかし、新型コロナにより今年二月の「ヘンリー八世」の終盤四公演や、六月に予定していた第三十六弾「ジョン王」の全公演の中止を余儀なくされた。今後は未定の中、「楽しみにしてくれるお客さまもいる」と同財団の担当者。四大悲劇の中で最高傑作とされる「リア王」の勉強会と上映会を企画した。
 勉強会は、同シリーズの翻訳を担当する松岡和子さんと「日本シェイクスピア協会」会長の河合祥一郎さんを講師として招き、対談方式で「リア王」の魅力を語ってもらう。後日の上映会では二〇〇八年の上演時の映像を流す。
 新型コロナ感染防止のため会場は通常よりも座席を減らし、上映会は七十席、勉強会は最前列を空けて五十五席にする。また、劇場に来られない人のため、勉強会の後半は動画投稿サイト「ユーチューブ」の財団公式チャンネルで無料配信する。配信内容は九月二十二日まで見られる。
 担当者は「リア王には今の私たちに通じるテーマも含まれている。シェークスピアの世界を楽しんでもらいたい」と話す。
 チケットの一般販売は十六日から。勉強会は九月十三日午後二〜三時四十分で一般・会員千二百円、二十五歳以下六百円。上映会は二十一、二十二日午後一時から。一般・会員の前売り千八百円、当日二千円。二十五歳以下は前売り千三百円、当日千五百円。

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