<新型コロナ>ドライブスルー八百屋が大盛況 臨時休業で行き場失った農産品救う

2020年4月24日 02時00分

桐生市にオープンした「ドライブスルー八百屋」で注文を取る岩崎大輔さん(左)。開店2時間弱で完売し、大盛況だった

 車に乗ったまま野菜を買える「ドライブスルー八百屋」が23日、桐生市本町の古民家カフェ・プラスアンカーの駐車場で始まった。新型コロナウイルスの感染リスクを抑えつつ、行き場を失った農産品を救う試み。開店時間前から車の長い行列ができ、2時間弱で完売、大盛況だった。(梅村武史)
 「農家の方から野菜の出荷先がなく破棄するしかない、という悩みを聞き、今、自分ができることを考えた」と語る同市地域おこし協力隊員、岩崎大輔さん(30)が企画の仕掛け人だ。道の駅「くろほね・やまびこ」で販売する予定だった地場産野菜が、臨時休業で行き場を失っていた。
 活動拠点の同市黒保根地区の農家十軒を回り、前日からこの日の朝までに仕入れた地場産野菜を軽ワゴン車に満載して会場に運んだ。長ネギ、春キャベツ、タラの芽、卵など約三十品目が山積みされ、買い物客は車窓越しにメニューを見て注文、車から降りずに次々と商品を受け取って帰って行った。
 買い物客の多くは会員制交流サイト(SNS)で情報を知ったという。同市の塾スタッフ、深沢秀子さん(62)は「野菜の鮮度が良くて安い。手続きもスムーズ。混んでいるスーパーより断然いい」と満足そう。
 岩崎さんに協力する農家の一人、茂木幸江さん(42)は「出荷先が先細りし、農家は不安を抱えているのでありがたい。黒保根産野菜の魅力を多くの人に知っていただくきっかけにもなれば」と話していた。
 「ドライブスルー八百屋」は今後は毎週水、土曜に同会場で開催予定。午前十一時~午後二時。商品がなくなり次第終了。問い合わせは桐生市役所黒保根支所=電0277(96)2111=へ。 

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