世界最高齢「ビル」安らかに 推定50歳超ハシビロコウ

2020年8月17日 12時20分

1971年来日当時すでに成鳥 人間なら100歳超え


 静岡県伊東市の伊豆シャボテン動物公園で飼育され、じっとして「動かない鳥」として人気を集めたハシビロコウの「ビル」=写真=が6日、死んだ。老衰とみられる。推定年齢50歳以上で世界最高齢とされ、人間では100歳以上と推測される。
 ハシビロコウはアフリカ・ウガンダのビクトリア湖周辺などに生息するペリカンの仲間。ビルは1971年に来日、81年4月に同公園に移された。平均寿命が30~40年の中、来日時にすでに成鳥だったと思われ、記録的長寿だった。

伊豆シャボテン動物公園 献花台も設置

 たびたびテレビ番組などにも登場、「長老」「ビルじいさん」の愛称で親しまれた。中村智昭ちあき園長によると、数日前から食欲が落ちてエサのコイを食べなくなり6日午前、飼育員が見守る中、静かに息を引き取ったという。
 中村園長は「たくさんの人に長い間愛され続けてきた。残念で非常に悲しいが、今はただありがとうの言葉しかない」と語った。同公園は献花台を設置。生前の写真とともに、ビルをモチーフに作ったTシャツやぬいぐるみなども展示している。(杉本三佐夫)

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