<新型コロナ>クラスター解消対策なければ 1日最大2万8000人 群馬大が試算

2020年4月17日 02時00分
 県は16日、群馬大に依頼した新型コロナウイルスの感染者数の試算で、外出自粛や休校などをしている現状を条件とし、クラスター(感染者集団)の連鎖が断ち切れない場合、無症状を含む感染は1日最大で2万8000人に上るというシミュレーション結果を発表した。(池田知之)
 県庁の定例記者会見で、宇留賀敬一副知事は「(結果は)あくまで数学的なシミュレーションだ」と説明した。
 試算は群馬大大学院医学系研究科の小山洋教授と内田満夫准教授に依頼。感染確認者が九十人だった十三日を起点とした。
 外出の自粛や学校の休校、テレワークを実施している現状を、通常のように対策をしていない状態と比較し、人の接触が約50%減っていると仮定。クラスターの解消対策が取られない場合、感染者のピークは六カ月後、一日間だけでピークは二万八千人となり、重篤者を5%と見積もると千四百人になるとした。
 一方、外出自粛やテレワークをより進め、接触をさらに60%減らした場合では、感染者数のピークは約十日後で八百人弱までに抑えられ、重篤者も最大四十人になるという。
 宇留賀副知事は「現状はクラスターが早期に発見され、感染の連鎖は断ち切られている。一方、接触が50%の現状が続いたとしても、市中感染のようになれば、感染者は広がる」として県民に協力を求めた。

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