<新型コロナ>御殿場でクラスター 飲食店関係者らが感染

2020年8月18日 07時50分

市独自の休業要請について取材に応じる若林市長=御殿場市役所で

 県内では十四日夜から十七日、新たに十九人の新型コロナウイルス感染が確認された。感染確認は延べ四百十八人となった。
 県は十四日夜、御殿場市の接待を伴う飲食店「AGEHA(アゲハ)」の関係者四人の感染を発表。十七日には同店に関連する感染者が五人以上になったとして、県内八カ所目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。
 浜松市は十六日、同市職員ら計四人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。同市職員の感染確認は初めて。十七日、新たな陽性者は確認されなかったと発表した。
 御殿場市は十七日、市内の接待を伴う飲食店アゲハの関係者の新型コロナウイル感染を受け、同店のあるJR御殿場駅周辺のバーやキャバレーなどに、三十一日まで市独自の休業要請を出した。感染防止対策をさらに強化してもらう。要請に応じた店には面積(席数)に応じ、上限三十万円の協力金を出す。この日の市議会全員協議会で事業の実施を報告した。
 対象は、キャバレーやバーなど百十店と飲食店百十店の計二百二十店。希望するエリア外の店も対象にする。休業中にアクリル板設置やクラスター防止のための来店者名簿作成など、五項目の対策の強化を求める。
 市観光協会と市ホテル・旅館同業組合、飲食業生活衛生同業組合御殿場支部の三団体が確認調査をする。対策が万全な店は市が発行する「安全宣言シール」を掲示できる。事業費は協力金と三団体への助成金の計五千万円を見込む。すべて国の交付金を充てる。
 若林洋平市長は七月下旬、夜の繁華街の接客を伴う店で、一人でも感染者が出たら全体に休業要請を出す考えを示していた。取材に「駅前は感染リスクの高い店が多く、はしごをするお客さんも多い」と地域を限定した理由を説明。また「休業中にさらにレベルの高い対策をしてもらい、安心安全な駅前にしてもらいたい」と話した。大規模感染がなければ、協力金を伴う休業要請は今回限りの方針。 (渡辺陽太郎)

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