三島駅南口再開発 見直しで署名活動 市民団体、住民投票求める
2020年8月18日 07時49分
三島市のJR三島駅南口東街区の再開発について、新型コロナウイルスの感染拡大を受け計画の見直しを主張する住民グループ「みんなで三島の未来を創る会」(吉岡肇共同代表)が十七日、住民投票の実施を求める署名活動を始めた。
地方自治法に基づく住民投票条例制定の直接請求のため、来月十七日までに有権者の五十分の一以上となる約千九百人を超える署名を集める方針。
この日は、三島駅南口にグループのメンバーや支援者らが、実際に署名活動を行う人たちに、活動を依頼する手続きなどを行った。署名は個別に集めるほか、土日はイトーヨーカドー三島店前で募るという。
下山一美事務局長は「市の財政は厳しい。今はコロナ対策にお金を使い、計画は一年間延期して、市民の意見を入れた見直しを求めたい」と狙いを語った。
同再開発事業は、一・三ヘクタールの敷地にマンションやホテル、商業施設などに加え医療、健康づくり、商業などの施設を造る計画。事業費は二百十一億円で市の負担は五十六億円。現在のところ市は十一月の都市計画決定、二〇二五年度の完成を目指している。 (上田融)
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