<新型コロナ>老人施設の男性死亡 知事、改めて「外出自粛を」

2020年4月14日 02時00分

外出の自粛を県民に呼び掛ける山本一太知事=県庁で

 県は十一日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した可能性がある伊勢崎市の有料老人ホーム「藤和の苑(その)」の入居者のうち、八十代男性が同日死亡したと発表した。十二日には県内で新たに十一人の感染が確認され、感染確認者は九十人となった。山本一太知事は十三日に臨時記者会見し、「三日間で五十七人増えた。極めて深刻な状況だ」と外出の自粛を改めて求めた。 (市川勘太郎、池田知之、菅原洋、石井宏昌)
 山本知事は外出の自粛を求める具体的な場所としてナイトクラブ、バー、カラオケ、ライブハウス、映画館、学習塾などを挙げた。
 十二日に感染が確認された十一人のうち二人は「藤和の苑」のともに八十代の男性入居者と女性のデイサービス利用者。同施設関係の感染者は計四十三人となった。
 富岡市のIHIエアロスペース富岡事業所では、新たに四十~六十代の男性社員三人の感染が判明。十一日に感染を確認した富岡市の六十代男性、十日に感染を確認した同市の四十代男性、二十代男性と合わせ、同事業所関連の感染者は六人となった。県は同事業所でもクラスターが発生したとみている。
 この他、感染が分かったのは藤岡市の二十代の主婦と小学生の息子、太田市の二十代の女性、伊勢崎市に住む四十代の女性の飲食店従業員。
 高崎市の十二日夜の発表では、十日に感染確認された市内に住む五十代の無職女性の家族二人も陽性が判明した。自営業で五十代の夫と会社員で二十代の息子で、ともに発症はしていない。
 「藤和の苑」に関し、県は十一日、同日感染を確認した関係者三十三人の内訳は五十~九十代の男女の入居者二十三人と二十~六十代の男女九人、年齢確認中の女性一人を加えた計十人の職員と発表した。
 十一日には安中市の三十代の飲食店アルバイト男性も感染を確認した。三日に三八度台の発熱があり、七日を除き三~八日に飲食店で勤務したが、マスクを着用していた。

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