LGBT、不登校 悩める若者が集える場を 2団体が共同、来月前橋に開設へ

2020年4月4日 02時00分

居場所づくりについて語り合う間々田さん(左)と佐藤さん

 前橋市千代田町の中心商店街「オリオン通り」の空き店舗に、性的少数者(LGBT)と不登校や引きこもりに悩む若者が集えるフリースペースを-。LGBTを支援する団体「ハレルワ」、不登校などの若者を支援するNPO法人「アリスの広場」(同町)が、共同で五月をめどに開設の準備を進めている。地域住民と交流の機会を増やし、悩みを持つ若者が気軽に集える居場所づくりを目指す。 (市川勘太郎)
 「マイノリティーの境目がなくなったらうれしい。孤独にならず、つながりを見つけられる場所にしたい」。心と体の性が異なるトランスジェンダーのデザイナー、ハレルワの間々田久渚(ひさな)代表(28)は抱負を語る。自身も二〇一五年にこの団体の交流会に参加し、一六年から代表を務める。高崎、前橋市で月一回の交流会を開いてきた。
 アリスの広場の佐藤真人(まこと)理事長(38)によると、法人は一四年から居場所づくりを続け、農業、仕事体験も手掛ける。二人は一九年に美術館「アーツ前橋」の企画展を通じて出会い、協力して居場所づくりに取り組むことにした。
 三階建ての二階まで延べ床面積約八十平方メートルを使う。一階はカフェと図書スペースで、二階はアリスの広場の事務所と個人が相談できる場所にする予定。
 一~二月にインターネット上で寄付を呼び掛けるクラウドファンディングで改修費などを募り、百二十万円の目標を上回る約百九十六万円が集まった。間々田さんを中心に改装工事を進めている。
 佐藤さんは自身の不登校と引きこもりの経験を踏まえ「新たな交流の拠点をつくった上で仕事体験などこれまでの活動も続け、社会に自分のペースで戻ることができるきっかけとなる場所にしたい」と意気込む。
 間々田さんは「LGBTの当事者も不登校などを経験する場合がある。悩みを持つ人が気軽に立ち寄って相談ができ、交流が広がったら」と期待を込めた。
 問い合わせは両団体のホームページからできる。

改修工事が進むフリースペース=いずれも前橋市で

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