世界で記録的猛暑 より長く過酷に 「マスクを外せばコロナ感染拡大」専門家が懸念

2020年8月20日 14時00分

17日、米カリフォルニア州のデスバレー国立公園で、氷入りの袋を頭に乗せる女性=AP・共同

 世界各地が記録的な猛暑に見舞われている。米西部カリフォルニア州デスバレーでは16日に54・4度を観測。世界気象機関(WMO)によると、8月では世界史上最高となる。日本でも浜松市中区で17日に国内史上最高気温と並ぶ41・1度を観測した。地球温暖化の影響は確実で、北半球各地で最高記録を更新。新型コロナウイルスの猛威が続く中、専門家は酷暑が感染拡大を加速させかねないと警鐘を鳴らす。

◆デスバレーで54.4度 浜松で41.1度

 人混みでマスクを外したり、屋内での暑さを避けようとビーチや湖畔などに繰り出したりする人が増えれば一層の感染拡大を招きかねず、各国保健当局は警戒を強めている。別の専門家によると、二酸化炭素(CO2)排出などに起因する気候変動により、世界的な猛暑の過酷さは増し、持続期間も長くなっている。
 米メディアなどによると、これまでの世界最高気温は1913年7月にデスバレーで観測した56・7度。31年7月にはチュニジアで55度を記録したが、古い観測には信ぴょう性を疑う声が多く、16日のデスバレーはWMOが公式記録として確定すれば事実上の世界最高の可能性がある。

◆北極圏でも過去最高の38度

 イラクの首都バグダッドでは今年7月末に過去最高の51・8度を観測し、台湾東部台東でも7月25日、全土での史上最高タイとなる40・2度まで上昇。北極圏に位置するロシア極東サハ共和国のベルホヤンスクでは6月20日に過去最高の38度を記録した。
 米国では他の都市でも厳しい暑さが続いており、西部アリゾナ州フェニックスで今月14日、8月の過去最高に並ぶ47・2度を記録した。
 カリフォルニア大サンフランシスコ校のジョージ・ラザフォード教授(疫学)は「イスラエルでは5月の学校開始直後に熱波が襲い、生徒のマスク着用をやめさせたところ大規模な感染拡大が起きた」と指摘。建物内にいる時も細心の注意が必要だと強調した。(共同)

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