東京都、コロナ重症者数「増加が加速」 都の独自基準は継続

2020年8月21日 06時00分
新型コロナウイルス(国立感染症研究所提供)

新型コロナウイルス(国立感染症研究所提供)

  • 新型コロナウイルス(国立感染症研究所提供)
 新型コロナウイルスの感染状況などを分析する東京都のモニタリング会議が20日開かれ、都内の新規感染者数が「依然高止まりの状況にある」との見解を示した。重症者数は「増加が加速している」とし、重症化リスクの高い高齢者の感染に警戒を呼び掛けた。
 感染状況の警戒度は前週に引き続き、4段階で最も深刻な「感染が拡大している」、医療提供体制は2番目の「体制強化が必要」を維持した。
 会議では国立国際医療研究センターの大曲貴夫氏が、新規感染者の7日間平均が256人(19日時点)で「高い水準を維持している」と指摘。その上で、前週比82%とわずかに減少傾向にあるとして「院内感染対策、検査での感染者の早期発見、都民の協力などが功を奏している可能性がある」と述べた。
 一方、重症者は前週比11人増の32人(19日時点)で「医療機関の負担が強まっている」と報告。1日あたり400人を超えていた今月上旬の感染者の一部が重症化している可能性に触れ、会議後は報道陣に「もうちょっと、(増加)傾向は続くかもしれない」との見方を示した。
 小池百合子知事は会議で「世代を問わず同居する人からの感染が多い。高齢者と同居している方は特に注意して」と呼びかけた。中等症と重症用の病床をそれぞれ新たに50床ずつ確保し、計2500床に増やしたと説明した。
 また、都が厚労省の定義と異なる基準で重症者数を報告していたことについて、都側は会議で、今後は厚労省の定義に合わせて集中治療室(ICU)入室患者をすべて含めて報告すると説明した。都の発表やモニタリング会議では引き続き、現在の都基準による重症者数を使うとしている。19日時点の重症者数は都基準では32人、厚労省への報告数は41人となる。(岡本太)

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