<活写ドローン>東伊豆・稲取ふれあいの森 謎の“鳥”たたずむ

2020年8月21日 07時43分

稲取ふれあいの森にある「鳥」の形をしたランドマーク。中心街を見守るように高台にたたずむ=東伊豆町で

 東伊豆町役場から直線距離で北へ約1.5キロ。相模湾を眺望できる標高240メートルほどの高台に、1羽の「鳥」がたたずむ。同町稲取の「稲取ふれあいの森」に、植え込みで形作られたランドマークだ。
 展望台へ上がってみるが、全貌が見渡せない。それもそのはず。植え込みは、オオムラサキツツジやドウダンツツジなどの草木で形成され全長は約150メートルで、広さは5000平方メートルほどもある。中央を横切るクロスカントリーコースを歩いてみても、部分的にしか見ることができなかった。
 この鳥は何なのか?
 インターネットで調べると、「稲取のハト」「ハトの公園」などと紹介されていることが多い。町役場によると「特定の鳥ではなく、あくまで森のランドマーク。『ハトではないか』と語り継がれているが、なぜ鳥がランドマークになったのか、何の鳥なのかは資料もなく不明」という。
 確かに大きな目を見ればメジロに、短いくちばしは辺り一帯から鳴き声が聞こえるウグイスにも見える。しかし、ハトの持つ平和のイメージと、森から見渡すのどかな街の風景が合わさり定着したのだろう。
 春にはサクラ、秋には紅葉と、1年を通じ表情を変える森の風景。人々の憩いの場として、ランドマークはその中心に在り続ける。(写真、文・川戸賢一)

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