感染再拡大「7月下旬にピーク」 新型コロナウイルス分科会

2020年8月21日 20時56分

新型コロナウイルス感染症対策分科会を終え、記者会見する尾身茂会長=21日午後、東京都千代田区

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は21日、6月以降の感染再拡大が「全国的に見れば、7月27~29日にピークに達した」という見解を発表した。
 分科会構成員の押谷仁・東北大教授が、感染者が発症した日の人数の推移を分析した。分析によると、6月以降に全国で急増した感染者は7月27日に最多の817人に達し、減少に転じている。
 また、参考人の西浦博・京都大教授が、感染者1人が周りに感染させる平均人数を示す「実効再生産数」を東京、大阪、愛知、沖縄の4都府県で推計した。いずれも8月上旬までに「1」を下回り、収束の兆候を示したという。
 ただし、東京都は新規感染者の減少スピードが遅く、押谷氏は「今後も東京の感染報告数はある程度出てくる」と予測した。お盆休みの移動の影響がまだ分かっていないこともあり、「再拡大のリスクはある」とし、感染予防の継続を呼びかけた。
 この日の分科会では「現場は逼迫している」と楽観論にくぎを刺す意見も出たという。(原田遼)

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