<新型コロナワクチン Q&A>いつ完成? 体内でどうなる? 遺伝子ワクチンって?

2020年8月22日 05時55分
 世界保健機関(WHO)によると、20日現在で、169種類の新型コロナウイルスのワクチン開発が進んでいて、30種類が臨床試験に入っています。
 Q ワクチンを体内に投与するとどうなるの。
  ウイルスに対する免疫ができます。実際にウイルスが体内に入ってきた際、発症や重症化を防げます。治療薬とは異なります。
 Q ワクチン開発の流れは。
  一般的には、基礎研究の後、マウスなどの動物を使った薬理試験や毒性試験を行い、安全性を確認します。続いて、人間を対象に、3段階ある臨床試験をします。日本政府が供給を受けることで基本合意をしている英アストラゼネカと米ファイザーは第3段階に入っており、試験は最終段階を迎えているようです。
 Q そんなに早く完成するのですか。
  開発には5~10年とも言われますが、日本製薬工業協会の福島晃久氏によると、「ケース・バイ・ケース」です。現在、臨床試験の第3段階に入っているワクチンは、元々ほかの感染症を狙って開発していたものを転用したとされます。こうしたことなどが開発期間の短縮化につながっているようです。
 Q 開発が進んでいるのは遺伝子ワクチンと聞いたけど。
  ウイルスの遺伝情報を体内に注射し、細胞内でウイルスのタンパクを作ることで、ウイルスへの免疫ができます。一部の遺伝子ワクチンは、ウイルスなどを弱毒化させて作った「生ワクチン」などと比べ、開発スピードが速いとされます。ただし、正式に承認された例がなく、不確実性もあります。(藤川大樹)

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