<新型コロナ>伊豆バス社長ら、静大生にリモート講義 事業の多様化紹介

2020年8月22日 07時38分

リモート講義する一瀬英樹社長(左)と北田美希子さん=松崎町宮内で

 松崎町の貸し切りバス会社「伊豆バス」の一瀬英樹社長らが、静岡大の学生にインターネットによるリモート講義を行った。新型コロナウイルスが感染拡大する中での事業の現状などがテーマ。一瀬社長は「コロナに負けないで、今までとは違う取り組みをしないといけない」と、事業の多様化が必要との認識を示した。(山中正義)
 講義は、フィールドワークなどを通して町や同社と縁があった大学からの依頼で十九日、実現した。一瀬社長と営業部の北田美希子さんが、同町宮内の宿「しんしま」から講義。同大の山本隆太特任准教授(地理学)が進行役を務め、フィールドワークなどを通して地域課題の解決策を学ぶ地域創造学環の学生四人が参加した。
 一瀬社長はコロナ禍以前を「待っていれば自然と予約が入った」と表現。一方、コロナ禍では「予約はすべてゼロになった」と語った。二月に始めたばかりのタクシー事業も「全く動かない」といい、厳しい経営状況を明かした。
 そうした中、新規事業に新たな活路を見いだそうとしている。同社はこれまで、伊豆半島の海底火山の痕跡を巡るツアーなども手掛けてきた。これらの蓄積を生かしつつ、コロナ禍でもできる新たな取り組みとして、オンラインツアーや、旅先で休暇を楽しみながら仕事する「ワーケーション」などの事業化を目指していることを紹介した。
 学生らとの意見交換の中からは「学び(スタディー)」と「休暇(バケーション)」を合わせた新たな事業案も生まれた。北田さんは「学生も顧客になり得る。新たな学習の形になるかもしれない」とアイデアを膨らませていた。

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