リビア暫定政権とLNAが停戦表明 来年3月に大統領、議会選実施

2020年8月22日 13時50分
 【カイロ=蜘手美鶴】国家分裂状態の内戦が続くリビアで、対立する西部のシラージュ暫定政権と東部の軍事組織「リビア国民軍(LNA)」が21日、完全停戦で合意し、来年3月に大統領選と議会選を実施すると表明した。両勢力はこれまでも停戦合意と破棄を繰り返しており、実現するかは未知数だ。ロイター通信が伝えた。
 暫定政権とLNA側はそれぞれ声明を出し「新型コロナウイルスや地域の状況を鑑み、全土の戦闘行為を即時に停止する」と宣言した。両勢力が支配を争っていた中部の要衝シルトを非武装地域とし、暫定評議会を設置。国内から外国人武装勢力の排除を進め、石油の輸出も再開する。
 リビアは2011年の「アラブの春」によりカダフィ政権が倒れて以降、国家の分裂状態が続く。イスラム主義勢力の西部の暫定政権と、世俗派勢力の東部LNA側が争っており、西部をトルコやカタール、東部をエジプトやロシアが支援する「代理戦争」の様相を見せている。

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